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トヨタのホームサーキットである富士スピードウェイでの日本GP開催。下見に行くこと2回……。日本GP特集の雑誌を買いあさり……高鳴る胸を押さえきれずに、眠れぬ夜もありました。そして、いよいよ日本GP当日。どれだけこの日を待ちわびたことか!ワタシは幸運にも決勝日午前中のピットウォーク中、ピット内のトヨタのスタッフさんに、ひと言だけど質問することができました。
「ラルフは予選のクラッシュで、Tカーでスタートですか?」するとスタッフさんは、「大丈夫です。レースカーは完璧に直っています」と、自信に満ちた答えを返してくれました。ワタシはその言葉に、何故か自分が誇らしくなったんですよ。そう言い切れるトヨタが、「自分と同じ日本生まれなんだ!」って、うれしくなっちゃったんでしょうね。
なのに……。日本GPが終わった今は、「ガッカリ」という言葉しか出てきません。富士スペシャルパッケージを持ち込んでいる。金曜日のドライコンディションでは2台ともトップ10に入る好調ぶり!だから予選や決勝もドライだったら……。だから何?
「たら・れば」は絶対なし。結果がすべての世界。そんな事は素人のワタシより、当事者の方のほうが解っているはずです。
この時期、この地域で、雨が降らない確率ってかなり低いって知らなかったのか? と聞いてみたい。我々が観戦のためにしたリサーチですら、3日間の完全ドライコンディションは、可能性がかなり低いという結論に達していたんですよ。ウエットコンディションが事前に予測できなかったとは言わせません。セーフティカー先導時の複数回にわたるスピン……。格下チームにオーバーテイクもされる……。
これが精一杯なの?
少なくとも、このレースを制したハミルトン&マクラーレンは、ドライでもウエットでも安定して速かったし、ライコネンやフェッテルの激走には、見ている者を感動させる「何か」がありました。レース中、トヨタの両ドライバー、そしてチームの存在感を感じることは、ほとんどありませんでした。チャンピオン候補と呼ばれるチームやドライバーとは、かなりの差があると言わざるを得ません。その差が何なのか。いまのチームに何が足りないのか。考える時間は、もうそんなにはないはずですよ。来年の日本GPまでのカウントダウンは、すでに始まっているのですから。
![[写真1]](img/index_10_pic_01.jpg)

