f1.panasonic.com

Features Vol.05 大興奮の三日間!富士の裾野は今年も熱かった…。「VIP指定席当選者が綴る、2008年日本GPレポート」

REPORT 02 「観戦レポート」 MARK X2JT さん

10/10 晴れ~曇り/2008 Rd.16 日本GP開幕

いよいよ待ちに待ったこのとき、富士 日本グランプリがやって来た!

天候は晴れ。昨年は土日の雨で十分観戦できなかったこともあり、2週間前から天気予報を気にしていたがホッと一息。三島駅始発のシャトルバスは道も空いていて、所要時間も60分と、すんなりと富士スピードウェイに到着できた。朝からF1ビレッジにあるPanasonicタワーの後ろには、頂上に薄雲がかかるものの富士山が姿を現していた。

招待席はP席。第3セクターのテクニカルな上りのコースから最終パナソニックコーナー、そして真ん前のホームストレートの立ち上がりが一望できる。

私の今年のF1は3月のトヨタドライバーズ・プレミアムナイトとパナソニックセンターでの開幕イベントから始まった。そこで幸運にも初参戦のティモと握手を交わし、力強さを感じていた。そしてパナソニック・トヨタ・レーシングは今シーズン、波はあるものの好調なレースを重ねながら、ついにこの日本GPにて、その雄姿を現そうとしていた。

AM10時、フリー走行1回目が早くもスタート。パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は路面コンディションが良くないスタート直後にもかかわらず、他チームより積極的に周回を重ね走行データ取りを行っているようだ。気温もお昼が近づくにつれて上昇し、半袖でも観戦できる。この調子で気温が上がれば、最近タイヤを温めるのに苦労し、タイムが伸びないことの多いパナソニック・トヨタ・レーシングにとっても、追い風になるのでは? と感じた。

そして2時間半のインターバルを置いてフリー走行2回目がスタート。スタンドから見る限りでは、このエリアではやはり最終コーナーのマシンのライン取りが、ホームストレートのスピードに影響するため、重要視しているようだ。各ドライバーとも走行ごとに様々なコース取りをして、時々勢いあまって外側の芝生エリアへはみ出しながら、赤白の縁石まで攻め込む走りが見られた。

まずヤルノがトップタイムを刻んだ後、中盤にティモがトップタイムを塗り替える! そして最後までこの記録を破られることはなかった。燃料搭載量が若干軽かったとしてもこの結果は大いに勇気付けられ、予選・決勝に向けての期待が高まった。

10/11 雨~晴れ/VIP指定席観戦・予選

VIP指定席……すべてが初体験で、どんな場所で熾烈な予選が見られるのか、期待に胸をふくらます。

コースへ着くと雨が降り出していた。次田プロデューサーより重厚な箱に入った特別パスをもらい、イベント以外では入れないコース内~厳重なセキュリティチェックのパドックエリア2階VIP指定席エリアへ。そして、すぐにピットウォークに向かう。

パナソニック・トヨタ・レーシングのピット前では、ピット入口の前まで近づき観察が可能。フロントウイング、リアエンジンカバー、タイヤなどが外に置かれ、F1カーはピット内で静かに出番を待っていた。すべてピカピカに磨かれ、コクピット前左右に追加されたフィン、薄く鋭く仕上げられるリアエンジンカバー上のシャークフィンなど、わずかな空気抵抗も許さない究極の空力性能を追求。速さへ挑戦する姿勢を痛感する。

そしてフリー走行3回目。雨の中、ウエットタイヤでの走行が重ねられる。3Fのラウンジよりホームストレートを望むことができ、そこから観戦。ピットアウト・インのF1カーが慌しく出入りし、ドライバーの細かい動き、ピット作業者の素早い作業などが真上から観察できた。

その終了15分前に急遽ガレージ見学が許され、ピット奥の仕切りより足元から伝わる振動を肌身で感じながら、間近でマシンの出入りや慌しく動き回るピット作業を見た。

★感激★ & ★感動★

チームラジオも生でヘッドフォンから聞け、我々もチームの一員と感じることができる貴重な体験であった。その横に小林可夢偉選手が突然現れ、「どうも、どうも」とお互い頭を下げあいさつを交わした。((緊張の中にも笑顔))

正午:ランチタイム。2階のVIP指定席で食事とシャンパンをいただく。((夢のような世界))

そしていよいよ、PM2時 予選開始。晴れて完全ドライコンディション。次々とホームストレート上を最速で疾走していくF1カーの姿を、カメラで追う。午前のウエット走行とは異なり、マシンの乾いたエキゾーストノートがスタンドで反響し、心地よく感じた。

第1セッション~第2セッションとヤルノ、ティモは好調を持続し、余裕の第3セッション進出を果たした。決勝燃料を積んだ第3セッション……最終ラップ2人の結果は……7位と8位。正直、決勝グリッド3列目には並べる力が見えていたので、少々残念な結果となってしまった。

その後、VIP指定席へヤルノと可夢偉が来てくれ、決勝では未経験のPodium(真ん中)を目指せとの声も上がり、ヤルノは強い走りを約束してくれた。

以上、貴重な体験の1日が終わる。

10/12 曇り/P席観戦・決勝

金曜とは異なり寒い! これではまた、タイヤの温まりが心配。

シグナル……ブラックアウト! そしてレーススタート! いきなり上位陣に波乱! 好スタートを切ったフェラーリ・ライコネンは、マクラーレン・ハミルトンの無茶なレイトブレーキングで第1コーナーのターンを邪魔され、オーバーラン! そして、大混乱。多少の接触は予想されたが、名門が並んだ上位陣でこんなトラブルが起こるとは!? ハミルトンの無謀なドライビングはペナルティを付加するなどもっと指導されるべきでは? と、ここ何レースか見ていて思う。

ヤルノはその混乱をうまく切り抜け4位へジャンプアップ! やった! 早くもPodiumが頭に浮かぶのを抑え、祈りながらレース展開を見守る。

その後ライコネンの猛追にオーバーテイクを許すもマクラーレン・コバライネンのリタイアで4位をキープ。ティモは一旦、1コーナーの混乱のあおりうけて順位を落としたが、"得意のオーバーテイクショー"を開始。ヤルノに付いて行く姿勢が見られた。が、しかし……5周目、最終コーナーからイン側への進路変更が見えた瞬間、いや~な予感が……早くもマシントラブルでピットイン! チェック後コースへ戻ったが再度ピットに戻り、そのままティモのレースは終わってしまった。あんなに調子が良かったのに、最後までティモの富士での走りを見たかった。((無念!))

一方、パナソニック・トヨタ・レーシングの大きな期待を一身に受けたヤルノは4位で力走を見せていた。最終コーナー立ち上がりで何度もリアを振りながら加速していたので、グリップバランスが良くなく、つらそうな走りに見えた。そのためか、先頭BMWザウバー・クビカ、ルノー・アロンソ、フェラーリ・ライコネンらが1回目のピットインを行い、暫定"1位"のモニター表示を見た((嬉))後も、ピットストップ前で燃料が軽くなり大きなアドバンテージを稼げるはずが、そのまま4位キープのままで周回を重ねていった。

「頑張れ、ヤルノ!」「Push Hard!」

そしてついに5位ルノー・ピケが、ヤルノの後から2回目のピットストップを行ったとき、わずかの差で逆転されてしまった。宿敵ルノーの2台には先に行かれたくなかったが……。((悔しい!))

結局、ヤルノはこのまま5位でチェッカー。2008年日本GPが終了した。

5位という成績は日本GPではBEST RESULT。さらに上位フィニッシュするチャンスもあったし、今シーズンの好調パナソニック・トヨタ・レーシングには物足りないかもしれない。しかし、それでも私は「よくやった!」と言ってやりたい。

そして2009年、より一層の飛躍を期待する。

「チームのみんな!」「信頼のヤルノ!」「「粘りのティモ!」「熱血f1.panasonic.comサポーターたち!」

我々はこれからも全員ひとつになって、応援していくぞ!!

  • INDEX