ほら、やっぱり晴れた!!
なぜか今年は晴れると確信していました。
昨年、凍えるような寒さと雨の中で見た初めてのF1レース。場所は話題のC2席。それでも私は十分に楽しめたし、初めて生で見るレースの迫力に、ただただ圧倒されたのでした。
私は観戦に向けて勉強していく中で、ヤルノの走りと、彼の言葉から垣間見える人柄に魅了されていました。そんな彼の生の走りを、この目で見ることができたという事が、単純にうれしかったことを思い出します。
富士での開催が2年目となる今年。ビギナーズ・ラックなのか、連れの長年の熱い想いが伝わったのか……決勝日をVIP指定席で観戦できるという幸運に恵まれました。
F1観戦2年目という、ひよっこの私。しかし、ひよっこなりの楽しさ、熱さをお伝えできればと思います。

土曜日の朝、小雨が降りしきる富士スピードウェイに到着しました。昨年購入したポンチョが大活躍です。空には雲が広がっていましたが、天気予報と自分の勘とPanasonicタワーのてるてる坊主を信じ、天気の回復を待ちます。みんなの願いが通じたのか、昼には雨も上がり、雲の隙間から陽が射し始めると、みるみる青空が広がっていきました。
青空の下のサーキット。
青空の下を走るF1カー。
本気の走り、本当の音、本物のにおい。
昨年の雨の富士が初めてのF1観戦だった私にとって、すべてが初めて感じるものばかり。P席のスタンドから目の前を走り抜けるF1カーを見つめていたら、あっという間に時間が過ぎていきました。
パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は、素晴らしい走りではあったものの、予選はヤルノ7番手、ティモ8番手という結果。もう少し上が狙えると思っていたので、少々残念に思いましたが、ここ最近スタートがいいじゃないか! と気を取り直して、明日の決勝に期待することにしました。


日曜日。富士山も顔を出した気持ちのいい朝でした。
決勝のこの日、私たちは金色に輝くパスを手に、VIP指定席へ案内されました。初めて足を踏み入れたその場所は、まるで披露宴会場のような豪華で華やかな雰囲気。まさに《別世界》です。
ピットウォークでは、ガレージ内の作業の様子を間近に見る事ができました。普段は映像でしか見る事ができない場所に、私たちはワクワクし通しです。その場から離れる事ができず、子供のように目を輝かせてガレージ前を行き来する私と連れに、明るく接してくれたピットクルーのみなさんが印象的でした。彼らの明るい笑顔と、仕事に向かう時の真剣な眼差し。そこに、『チーム』というものを強く感じる事ができました。それはレース観戦中、ピットストップの際にクルーたちに声援を送ってしまったほど! F1レースは、こうした人々によって支えられているのだと実感できた事は、今回の観戦での一番の収穫かもしれません。
レースの方はスタート直後の1コーナーでの混乱をうまく使い、ヤルノが4位に浮上。ティモはピットストップに入った後、嫌な予感が的中し、結局リタイアとなってしまいました。フリー、予選ともに調子が良さそうだっただけに、余計に残念です。
その後、ひとり戦い続けるヤルノは、このまま4位で行けるか!? もしかしたらその上も! と期待しましたが、最終的には5位でチェッカーを受けました。
予選結果から考えれば悪くない結果なのかもしれませんが、富士の表彰台でヤルノの笑顔を見たかったなぁという残念な気持ちも、やはり捨て切れませんでした。それでも67周、ヤルノの粘り強い走りを見る事ができたという、満足感はあります。
今年の富士で見る事はかなわなかったけれど、近い将来、あの空に一番近い場所に上る日が来ると信じて、これからもパナソニック・トヨタ・レーシングを応援していきます。




